ハチ公を散歩させたい。
ハチ公。
あいつはいい奴だ。
ずっと待ってる。
ずっと待ってる奴が、待ち合わせの場所にされるというのは面白い。
待ちくたびれてる人もハチ公を見れば、自分もまだまだ待とうという気になる。
待ち合わせ場所としてすごく意味を持っている。
ハチ公はおそらく数多くのドラマを目撃してきた。
特に携帯がない時代。
この時代には多くの悲劇が生まれたことだろう。
すれ違い、勘違い、仲違い。
ハチ公の、自分にはどうすることも出来ないもどかしさ。
真実を教えてあげたいのに教えてあげられない苦悩。
ハチ公はつらい役目をいまだに背負っている。
という妄想。