カナダグースは、ダウン界のロレックス。
2,3年ほど前から急増したカナダグース族。
20代後半から30代前半の小金持ちになった男性が着ている印象。
カナダグースはめちゃくちゃあったかい。
もともとはカナダみたいな寒い国で着られてたブランドだから、
そりゃああったかい。
正直日本でカナダグースを着るのはオーバースペックだ。
日本用にあえてダウンの機能を落としたものもあるという話も聞いたことがある。
あったかさ第一のダウンの機能を落とすなんて、
甘さ控えめのケーキみたいなものだ。
そう考えると好みの問題なのか、、、
それにしても今年はダウンがすごく流行っている。(流行らせられている)
勝手に理由を考えてみる。
結論としては、「ダウンは楽だから」だと思う。
冬のアウターはいろいろある。
コートだけでも、ダッフル・チェスター・ピーコートなどなど、
ボア系のアウターもあれば、ミリタリー系のアウターもある。
しかしコートなどでは顕著なのだが、
これらのアウターについてくるのが、
「レイヤードを考えるめんどくささ」である。
例えばコートだったらシャツ着てニットかぶって、たまにカーディガン着て、
さらには丈感というめんどくさい問題もある。
それに対してダウンは楽だ。
とりあえず上に着ちゃえばいい。
最悪ニットとかスウェットの上に着て、
ファスナーを閉めてしまえば問題ない。
ダウンをハイレベルなファッションのレベルにもっていく人は別にして、
ビームスやアローズで普段買い物をするような一般的なレベルであれば、
むしろおしゃれに分類されるのではないだろうか。
それに加えて近年のダウンは高い。
昔はダウン=おっさんぽいという印象もあったが、
ノースフェイスやパタゴニアのような一般的なアウトドアブランドのダウンでも、
4万~8万くらいのものが普通にセレクトショップに置かれている。
もはやダウンはちょっとしたロレックス的役割すら持ち始めたのではないだろうか。
(あくまで「的役割」の話であり、
またモンクレの話を出すと話がややこしくなるので、今回は割愛する)
保温性の高さという機能面、
ある程度おしゃれに見せてくれるという見た目、
そして何より、毎朝のコーディネートを考える手間を省いてくれる使いやすさが、
今年のダウン人気の理由だと考える。