TOKYOを消費する。

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アクセサリー化するコーヒー。~インスタの為に、コーヒーを飲む日本人~

こんにちは。

 

コーヒーは好きですか。
僕は特別1番好きというわけではありませんが、コーヒーは生活に無くてはならないものです。

 

朝起きてコーヒー、パンを食べるならコーヒー、ちょっと一息つく時にコーヒーなど、生活シーンとコーヒーが結びついています。

 

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僕の場合、コーヒーは実用的な飲み物です。(カフェインの効果を求めているわけではなく)

 

コーヒーなんて好きに飲めばよいと思っているのですが、最近の「コーヒーのアクセサリー化」には疑問を持っています。

 

ブルーボトルコーヒーをはじめとするサードウェーブの影響で、最近はおしゃれなコーヒー屋さんが増えてきました。

19世紀後半から1960年代における、インスタントコーヒーなどの普及により急速に家庭に広まったファーストウェーブ、1960年代から2000年頃にかけてのスターバックスなどのシアトル系コーヒーに代表されるコーヒーの風味を重視するセカンドウェーブに次ぐ、コーヒー本来の価値を重視する第3のコーヒーの流行を指す

 

サードウェーブはコーヒーをただの生活必需品のコーヒーを、より高度なレベルへと高めようというものです。

実際飲んでみれば間違いなく美味しく、はまる人が多くいるのも頷けます。

 

しかし僕が疑問を持っているのは「コーヒーのアクセサリー化」。

シンプルにいうならば、「コーヒーをインスタの為に飲んでいるんじゃないの?」ということです。

 

コーヒーありきのインスタか、インスタありきのコーヒーかということです。


実際この線引きは難しく、もしかしたら本人たちも気づいていないのも知れません。

個人的には本当にそのコーヒーの良さを理解できているのかどうかがポイントだと思います。

 

一時期スタバの新作を飲んでSNSに投稿することが流行っていましたが、いまの状況はそれの延長線上の出来事です。

セカンドウェーブかサードウェーブかの違いです。

 

僕は良いものを理解しようとするのは大事なことだと思います。

流行っているのものは絶対に流行っている理由が必ずあります。

 

だからこそ流行に流されるのはなく、きちんと向き合って理解しようとすることが大事です。

誰しもがバリスタ並みの知識を持つ必要はありませんが、流行に流されて表面的に楽しんでいるのは、せっかく良いものがあるのにもったいないです。

 

コーヒーが1つのおしゃれアイテムになっているのは、コーヒー利用者として嬉しいともに複雑な気持ちにもなります。

 

「成熟社会においては小さな差異が価値を持つ」

いつか読んだ本に書いてあった1文です。

 

サードウェーブも、そうした現代社会の中だからこそ価値が認められたものです。

繰り返しになりますが、せっかくの良いものがただのおしゃれアイテムに成り下がるのは少々悲しいことです。

 

なんだかんだ言いましたが「コーヒーのアクセサリー化」なんて考えずに、楽しくコーヒーを飲みたいものです。

 

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