「The Wisely Brothers」休日の晴れた朝に、コーヒーを飲みながら聞きたいバンド。
The Wisely Brothers。
東京で活動するガールズスリーピースバンド。
アンニュイな雰囲気を持ちつつ、独特な曲調・歌詞で多くのファンを病みつきにさせている。
月並みな表現になってしまうが「癖になる」バンドだ。
まずは「メイプルカナダ」「トビラ」を聞いていただきたい。
この2曲は彼女たちの代表曲と言っていいだろう。
僕は「トビラ」の3:00~で彼女たちのファンになった。
この独特な雰囲気は、全体的に曲を崩しているところから生まれていると思う。
崩す=型を破れるというのは、ベーシックな型が完成しているからこそできる技だ。
ピカソがキュビズムを完成させたのは、そもそも圧倒的に基礎が完成されていたからだ。
ベーシックな型が完成された上で、あえて型を崩す。
それはある意味、ベーシックを極めることの何倍も難しいことだ。
最近はyoutube・その他音楽系メディアの影響で、発信側・受信側どちらに対しても音楽の門が広くなった。
メジャー・インディーズ問わず、「良いものは良い」と評価されるようになってきたのは非常に良いことだ。
CDの時代が終わったとか終わってないじゃなく、どういう形であれ、良い音楽を広く知ってもらうことが重要だ。
隠れたインディーズを発掘することに喜びを感じていた層が、いまの時代に合った発信をして、ぜひその力を発揮して欲しい。